お客様導入事例

アビッドテクノロジー株式会社 様

映像/番組制作フローを革新する、先進クリエイティブ環境を提供

アビッドテクノロジー株式会社 様

所在地:東京都港区赤坂2-11-7 ATT新館ビル4F
URL:https://www.avid.com/ja/

次世代型メディア・プラットフォームの実現に、HPE ProLiantサーバー + HPE OEMソリューションが貢献

映像/音楽制作ソフトウェアのリーディング・カンパニーであるアビッドテクノロジーでは、「Avid MediaCentral」「Media Composer」などのエンタープライズソリューションを展開している。これらの製品は放送局などで利用されるため、ハードウェアに対しても極めて高いレベルの要求が課せられた。そこで同社では、両製品のインフラに日本ヒューレット・パッカード(以下、HPE)のクラス最高水準の性能と拡張性を持つインテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーを搭載する「HPE ProLiantサーバー」並びに「HPE OEMソリューション」を採用。プロユースに欠かせない高い性能・信頼性と、長期間にわたって安心して使い続けられる環境を実現している。

業種

ソフトウェア開発・販売業

 

ビジョン

最新デジタル技術で映像/番組/音楽制作に携わるクリエイターを支援

 

戦略

Avid MediaCentral/Media Composer向けインフラをHPE OEMソリューションで構築

 

成果

• 多様な仮想化技術に対応した映像制作ソリューションを提供

• 導入したサーバー製品を長期間にわたって使い続けられる環境を実現

• リモート編集などの仕組みを通して放送局/番組制作会社のDXに貢献


デジタル映像制作のパイオニアとして、放送/番組制作に携わる世界中のプロフェッショナルを支援

 

現在では、一般ユーザーの間でも当たり前のように行われているデジタルビデオ編集。パソコンはもちろんのこと、スマートフォンなどでも手軽に映像コンテンツを作成できるようになった。しかし、このような技術が普及する以前には、ビデオ編集といえばアナログビデオテープと専用の編集機を用いた大掛かりなシステムが不可欠であった。映像のプロである放送局や番組制作会社などでも、多くの時間と工数を掛けて編集作業を行うしか無かったのである。

こうした状況に革命をもたらしたのが、アビッドテクノロジーが1989年に発表した「Avid/1」だ。これにより、録画した映像をコンピュータのハードディスク上で自在に編集・加工できる環境が実現。映像制作の世界に「ノンリニアビデオ編集」という新たな概念を生み出すきっかけともなった。

音楽やバンド愛好家の人であれば、同社の「Pro Tools」も馴染み深い製品だろう。数多くの著名なミュージシャンに活用されており、様々な名作がこの製品を用いて制作されている。それだけに、そちらのイメージが強い向きもあるかもしれないが、同社の真骨頂はむしろ放送局などを対象としたエンタープライズソリューションにある。

たとえば、同社の主力デジタルビデオ編集システムである「Media Composer」は、放送/映像制作に携わる世界中のプロフェッショナルにとって欠かせないツールとなっている。また、取材・収録からアセット管理、送出、配信など、一連のワークフローを管理するメディア・プラットフォーム製品「Avid MediaCentral」(以下、MediaCentral)も、即時性が求められるニュースや報道の現場を力強く下支えしている。

アビッドテクノロジー リージョナルセールスダイレクター/アジア 田代陽介氏は「コロナ禍に伴うリモート編集ニーズの高まりやCAPEXからOPEXへのシフト、さらにはクラウドをはじめとする新しいテクノロジーの活用など、放送/映像制作を取り巻く環境も大きく変化しつつあります。当社としても、こうしたお客様ニーズに一気通貫で応えられるソリューションを、引き続き展開していきたいと考えています」と語る。

システムを構成するサーバーを、外部のOEMパートナーから調達する方針に転換

 

このように、エンタープライズ向け映像制作ソリューションで世界をリードする同社だが、ビジネス面で解決すべき課題もあった。それは同社のソフトウェア群を稼働させるインフラ環境の改善だ。

アビッドテクノロジー エンタープライズ・セールス・マネージャー 友井貴士氏は、従来の課題を「当社ソリューションでは、ソフトウェアとハードウェアを一体でご提供していますが、以前は個々のシステムをベアメタルのサーバー上に構築していました。この方法だとコストが嵩む上に、一度導入したシステムの運用を後から変更することも難しい。また、万一ハードウェアにトラブルが生じた際には、その対応も行わなくてはなりません」と説明する。元より同社ソリューションの価値は、その先進的なソフトウェア群にある。貴重な研究開発リソースをハードウェアに費やすのは、あまり望ましいこととは言えない。そこで同社では、サーバーを外部のOEMパートナーから調達する方針に転換することとした。

多様な仮想化技術への対応と長期保守、グローバルベンダーである点を評価し、HPEをOEMパートナーに採用

 

OEMパートナーに求められた要件としては、まず多様な仮想化技術をサポートできる点が挙げられる。「システムの柔軟性を高めるために、当社では仮想化技術を積極的に取り入れています。『VMware vSphere』(以下、VMWare)や『Nutanix Cloud Platform』(以下、Nutanix)などのサーバー仮想化技術はもちろんのこと、MediaCentralなどはKubernetesやDockerを用いたコンテナ技術で構築されています。ハードウェアだけでなく、これら仮想化技術についても精通していることが必要でした」と友井氏は語る。

加えて、提供されたサーバーを長く使い続けられることも大きなポイントとなった。「放送局などでは、一度導入したシステムを長期間にわたって稼働させることが多い。通常のサーバー製品は、5年程度で保守切れになってしまいますが、これだと中々お客様のニーズに応えられません」と友井氏は続ける。もちろん、高い性能と信頼性を備えていることは大前提である。

これらの要件を満たせるOEMパートナーの一社として選ばれたのが、HPEである。友井氏は「HPE OEMソリューションでは、7年以上の長期保守が提供されていますので、頻繁にハードウェアのリプレース作業を行う必要がありません。さらに、仮想化技術についても、VMwareベースなら「HPE ProLiant DLシリーズ」、Nutanixベースなら「HPE ProLiant DXシリーズ」と、それぞれに対応した製品をチョイスすることができます。同様にコンテナ技術についても、高いレベルの技術支援を受けられます」と語る。

さらに、HPEが市場でも豊富な実績を有するグローバルITベンダーである点も高く評価したとのこと。田代氏は「今回は日本ローカルでのパートナーシップですが、当社自身はグローバルに事業を展開しています。あまり日本に特化したベンダーだと、検証作業などのオーバーヘッドが大きくなってしまう。その点、HPEとは、米国本社との間でもパートナーシップを結んでいますし、長期的な視野で安定的な信頼関係を結べます」と語る。

顧客へのソリューション提案を、プリセールス段階から支援

 

HPE OEMソリューションを採用したことで、同社のビジネスにも数多くのメリットが生まれている。友井氏は「たとえば、エンタープライズのお客様に提案を行う際には、仮想化技術やハードウェアに関する様々な質問や疑問を投げかけられます。その点、HPE OEMソリューションでは、プリセールスの段階から支援を提供してもらえますので、安心して商談を進められます」と語る。質問に対する回答や最適なシステム構成などを速やかに提示できるのは、顧客の信頼を得る上でも非常に重要なポイントなのだとのこと。田代氏も「お客様も昔のように長々と待っては下さいませんので、我々としてもスピード感を持って提案を行う必要があります。それだけにHPEの手厚い支援体制が後ろに控えていることは、大変心強いですね」と続ける。ちなみに、同社では、他社ハードウェアも採用しているが、こうしたプリセールス段階から支援を提供できるのはHPEのみとのことだ。

また、これまでのベアメタルサーバーから仮想化サーバーへの切り替えにおいてもHPE OEMソリューションの支援が大きく貢献。友井氏は「当社では代理店制度を敷いていますので、代理店各社様からお客様に製品を販売する形になります。とはいえ、代理店様でも物理サーバーの取り扱い経験しかありませんので、いきなり仮想化と言われても、どのようなものなのか分かりません。そこで、販売に必要な知識を身に着けて頂くために、HPEに代理店様向けの勉強会を開いてもらいました」と説明する。なお、同社自身もHPEサーバーの購入を、HPE専門のソリューションプロバイダである(株)エフタイム経由で行っている。こうした高い技術力を有するパートナーを国内に有することも、HPE OEMソリューションの大きな特長の一つとなっている。

アビッドテクノロジー株式会社
リージョナルセールスダイレクター/アジア
田代 陽介 氏

高い性能・信頼性で安定したシステム稼働を実現、カスタムベゼルの提供も

 

顧客企業に納入されるハードウェアの構成は、業務の用途や目的、使用するソフトウェアの種類などによってその都度異なる。そこで同社では、自社ラボで事前検証を行った上で、それぞれに適したリファレンス構成を公表している。ここでは、サーバーの機種はもちろん、ディスクはSSD/SATAのどちらが良いか、メモリはどれくらい必要かといった情報を詳しく提示。「HPEでも同様のホワイトペーパーを用意していますので、それほど時間を掛けずに最適な構成を組むことができます」と友井氏は説明する。

こうして選択されたサーバーに、同社専用のカスタムベゼルが装着される点も大変ユニークだ。友井氏は「HPE ProLiantサーバーは数多くのシステムで採用されていますので、データセンターで作業する際に、どのラックに目的のシステムが収まっているのか探さないといけないケースも多い。その点、当社システムは、ロゴ入りのカスタムベゼル付きですから、一目で見分けられるとお客様からも好評です」と語る。

プロユースで使用されるシステムである以上、導入後の安定性も極めて重要なポイントだ。もし、障害が頻発するようだと、顧客の業務にも大きな影響が生じてしまう。「この点についても、HPE ProLiantサーバーは非常に優れた信頼性・可用性を備えていますので、これまでお納めしたシステムでもトラブルは皆無。HPEにはオンサイト保守を含めた手厚いサポートを提供してもらっていますが、今のところこれらを利用する機会もありません。導入後の手離れが良いということは、お客様にとっても、また我々にとっても大変ありがたい」と田代氏はにこやかに語る。

リモート編集やAI技術で放送局のDXを強力に後押し、「HPE GreenLake」の活用も視野に

 

同社の先進的な映像ソリューションは、放送局のデジタル・トランスフォーメーション(DX)にも大きな役割を果たしている。たとえば、今回のコロナ禍においては、日本の放送局においてもリモート編集の実現が大きな課題となった。同社ではいち早くこれに対し、「MediaCentral|Cloud UX」とHPEが提供する「HP Anyware|Teradici CAS」を組み合わせたリモート編集ソリューションを提供。「三密」を避けつつ従来通りの編集業務が行えることから、複数の国内放送局で採用に至った。

「MediaCentral|Cloud UXは、ノンリニア編集の知識のないユーザーでも、簡単に使えるユーザーインターフェースを備えています。このため、記者とカメラマンが取材現場で簡易的な編集を済ませてから、エディターに素材を送るといった使い方も拡がっています」と友井氏は語る。ちなみに、世界中の国や地域が参加する国際スポーツイベントでも、同社ソリューションがメディアセンターの映像配信システムに採用されている。これも同社ソリューションが、この分野におけるグローバル・スタンダードであることの証と言えるだろう。

さらに同社では、将来に向けた研究開発も意欲的に推進。その大きなテーマの一つが、AI技術の活用だ。「これに関してはお客様の関心も非常に高く、AI技術をクリエイティブ業務の効率化や生産性向上に活かしたいとの要望を数多く伺います。もちろん、報道やニュースに関わるコンテンツを扱うわけですから、我々としても責任ある形でAIを製品に組み込んでいきたい。また、これまで以上にマシンパワーが求められる分野でもありますので、OEMパートナーとの関係もより重要になってくることと考えます」と田代氏は語る。その方向性は、まさにエッジ・AI・クラウドを今後の注力分野とするHPEとも重なるものだ。

また、ビジネス面においては、サブスクリプションモデルへの移行を加速。ここでは、HPEの従量課金型インフラサービス「HPE GreenLake」にも高い期待が寄せられている。「ソフトウェアがサブスク化していった際に、ハードウェアだけが依然として買い切りというのでは、お客様側としても調達作業が大変です。今後の動向を見据えつつ、ハードウェアについてもHPE GreenLakeによるサブスク化が進められれば」と友井氏は展望を語る。映像制作の新たな未来を拓き続ける同社の活動を、HPE OEMソリューションもしっかりと支えていくのである。

アビッドテクノロジー株式会社
エンタープライズ・セールス・マネージャー
友井 貴士 氏

(写真左より)

アビッドテクノロジー株式会社 リージョナルセールスダイレクター/アジア 田代 陽介 氏  / アビッドテクノロジー株式会社 エンタープライズ・セールス・マネージャー 友井 貴士 氏

第3世代インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー

 

今回のHPEサーバーを支える心臓部にはインテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーを採用。さまざまな種類のワークロードに高い性能を提供し、内蔵のAIアクセラレーションと高度なセキュリティ機能も備え、エッジからクラウドまで最高のパフォーマンスを発揮します。2021年春には第3世代インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーに進化。最大40コアを提供し、メモリーやI/O帯域幅が強化されています。また、インテル® ディープラーニング・ブースト、インテル® アドバンスト・ベクトル・エクステンション512(AVX512)、インテル® スピード・セレクト・テクノロジーといったワークロード・アクセラレーション機能を内蔵し、パフォーマンスやスループットが前世代製品から大きく向上しています。

※ Intel、インテル、Intel ロゴ、Intel Inside、Intel Inside ロゴ、Celeron、Celeron Inside、Intel Atom、Intel Atom Inside、Intel Core、Core Inside、Intel vPro、vPro Inside、Itanium、Itanium Inside、Pentium、Pentium Inside、Ultrabook、Xeon、XeonInside、Intel Xeon Phi は、アメリカ合衆国および /またはその他の国における Intel Corporation またはその子会社の商標です。


ご導入製品情報

HPE ProLiant DL380 Gen10

マルチワークロードのコンピュートに対応できる世界最高レベルのパフォーマンスときわめて高い汎用性を備えた、業界をリードする2P/2Uサーバーです。

HPE ProLiant DL360 Gen10

マルチワークロード環境に対応できるきわめて高い柔軟性と他にはない拡張性を備えた、2P/1Uの高密度コンピュートの標準です。

HPE ProLiant DL325 Gen10 Plus v2

ハイブリッドクラウドのインテリジェントな基盤としてのHPE ProLiantをベースに、第3世代のAMD EPYC™ 7000シリーズプロセッサーを搭載し、前世代と比較してより高いパフォーマンスを実現しています。


ソリューションパートナー

株式会社エフタイム 様


所在地:東京都新宿区神楽坂2-14 ノービィビル2F

URL:https://www.ftime.co.jp/


本件でご紹介の日本ヒューレット・パッカード製品・サービス

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